ゆーてもう2週間ほど経つわけですけども。
ロスってました。
そこらへんほんと下手くそで、
諸々ごめんなさい🤕
獏天SHEDDING第一期興行
「それでも空は青かった」
2/24の上演をもちまして終演しました。
演じた雪村真奈美を中心に、
あくまでさわぐち目線で、
ネタバレ込み込みで振り返ります。
「SHEDDING」(シェディング)
メンバーが集合したのはちょうど1年前。
オーディションで集まった面々、
最終的に女5人になりました。
メンバー紹介はこちら⬇️
http://sawaguchihonoka.hatenablog.com/entry/2020/01/15/SHEDDINGメンバー紹介🐾
「それ空」稽古が本格的に始まったのは昨年の12月。
フライヤー撮影は冬の海🌊
衣装破って焼いて、血のり飛ばして、
海までの坂を走って、
登りきったところで目の前に広がる海。
実は、このフライヤー撮影の時
まだ役が確定じゃなかったんです。
だから並び順もあんまり固定じゃなかったんだけど。
いざ決まってきて、もっかい見た時
真奈美の隣にちゃんとなっちゃん(奈津子)がいてくれて
とても嬉しかったのです。
本編で死んでしまったなっちゃんと里香がいます。
誰も死なせたくなくて、
必死で最前線で戦ってきた真奈美が、
とうとう守れなかった2人です。
ユウ君は知らん。座長ごめんなさい。
さらに実は!
後でかきますが、
下北サバイバーフェニックスに包囲されたビルから逃げ出し、海にたどり着けるのか?
これは本編に答え合わせがありました。
気付いてたひといるかな?🤔
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獏天名物のアクション。
さわぐちは全部で5シーンのアクションがありました。
登場の時点でゾンビに木刀振り回したり、ナイフ突き刺したり。
稽古中は筋肉痛とか通り越して具合悪くなってた🤪
ゆーじさんに顔真っ白って言われちゃった🤪
まじで木刀重い。意地張って重いやつにしちゃったから余計重い。
しかも冬の話だから衣装が暑い。
舞台上に自分の汗落ちるの見たの初めてです。
ちなみにあの木刀は、
真奈美が受付で働いていた4F「スマイリーローン」から持ってきました。
さすが闇金。血しぶきはもしかしてゾンビのじゃなくて…🤪
だからこそ、みたいな。
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それぞれのキャラらしさが存分に出ている殺陣。
特にやり応え・見応えあったのは、
なんといってもラストじゃないでしょうか🙌
楽屋空っぽになってキャスト全員が表にいる立ち回りで、
隣のビル(2階部分)でも同時に戦ってたりして
お客さまから「目が足りない」という感想をたくさん頂きました。
なっちゃんの後から階段蹴って飛び降りてくるところがあって、
あんま目立つところじゃないけど
個人的にいちばん気持ち良くて好きでした。笑
真奈美って、「生きること」にすごく執着してるんです。
「生きよう」「生き残ろう」って何度もセリフにも出てくるけど
自分さえ生きてればいいんじゃなくて
自分の周りの誰も死なせたくない、っていう「生きる」。
そのために必要だから戦う
必要なら逃げる選択だってする。
ゾンビ前の世界って、
本当にそっちの方が良かったか?って聞かれたら
真奈美にとってはそうじゃないと思う。
だけど、ゾンビ後のこんな世界だからこそ、
やり直せるかもしれない。
だから生きたい。
それは自分だけじゃなくて、
周りの人達だって多かれ少なかれある。
とりあえずさ、生きてみよう。
そんなの無理です!ってすぐ美冬にばっさりされてましたが😳
真奈美は「守る」ために戦っているんです。
そんな殺陣だったなあって思います。
ラスボス・熊代に木刀を振り下ろすラストシーンは
真奈美が、ゾンビ相手じゃなく
初めて「生きている人間を殺す」瞬間。
必ず一緒に生きるって誓ったなっちゃんを目の前で殺されて
熊代が生きている限り
生きていられるはずの人間が生きていられなくなる。
だから殺す。
それでも真奈美は躊躇します。
熊代が生きているから。
最後まで「熊代」って叫ぶんです。
2時間がっつりやった最後にこれですよ。
井出さんのいじわる!!!(語彙力)
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そんな生きようマシーンの真奈美でしたが、
楽しいところもたくさんありましたよ🙆♀️🙆♀️
たとえば、遠藤ちゃん演じる瑞希とのエア卓球。
ひとりエア卓球の瞬間「肉じゃが」「かまくらはんぺん」「大根とほうれん草の煮物(?)」など呟いてたの聞こえたかしら🤫
主にさわぐちの好きなものですね。最後のは咄嗟に口から出てきたのでよくわからん。
劇場入ってからいちばん楽しかったのはこの後のシーン。
東大くんの襲撃警報で、2階部分から駆け下りてきて→上手袖通って→舞台上出てくる
の返しを5回くらい連続でやって、
後半息切れすぎてすごいニコニコしながら走り抜けてた気がします。
屋上で絶体絶命!の時、
グリムに助けを求めてトランシーバーを使ってみる真奈美。
あれは営業ボイスということで🙄「お電話ありがとうございましゅ、こちらスマイリーローンでしゅ」みたいな。
というかそもそもトランシーバーの使い方が分かってない。
グリムから受け取った時も、めちゃくちゃ睨みながら、内心「これは…何奴…?」ってなってた。
まあそういう環境で育っちゃったからしょうがないね。プッチンプリンも知らないんだもん。
あとはなんといっても
こう演じるなっちゃんとの屋上のシーン。
かき集めたシケモクを吸おうとしても火がつかないんだけど、
たまにほんとに火がついちゃってそっと指で揉み消したりしてた。あっつ。
真奈美となっちゃんって、別に元から友達なわけじゃなくて、ただなんとなく合う、というか。
こうといる時の楽しくて気が緩まる感じがすごく生きてた。
唯一ほっとできるシーンでした。
夕陽めちゃくちゃ綺麗だったなあ。
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稽古中も事件の連続。
カバディ事件。
空気読めない東大くん(なかじ)に熊代(しゅーせい)が突っかかっていくのを、真奈美が制止しようとするんだけど
なかじが真奈美の後ろに隠れてうろうろするから、
しゅーせいが真奈美の目の前でカバディ状態に。
至近距離すぎて笑わないほうが無理。あとしゅーせいの顔。
ちなみに私たち3人は同い歳です。
しゅーせい誕生日事件!おめでとう!
アメちゃん事件。
ゾンビハリガネムシに感染すると
口に入った物を何でも舐められずに噛み砕いてしまうことから
みんなで一斉にアメを舐めて、ゾンビがいないことを確認しようとしたら
平さん演じる篠崎がまさかの噛んじゃう緊迫シーン。
「もっと音を出して噛め」とのオーダーに、
口以外も全力の顔芸で応える平さん。
そういうことじゃない。
もう咳き込んで液体いろいろ飛び出ちゃってるから。もの食べながら喋っちゃいけません。
全身ぼろぼろ事件。
とりあえず全身アザだらけ。これはあの時出来たアザで、って見せあっこする痛々しいコミュニケーションが頻発。
いつの間にかどこかから出血してて、衣装が本物の血で汚れる。
誰かの頭突きが誰かの顔面に当たって鼻が折れたり。誰とは言わないけど。
膝ケガして本番中に殺陣が変わったり。誰とは言わないけど。
こわいですね。
壁破壊事件。
スパンキーが足壁ドンで稽古場の壁を破壊。
金ブーが寄りかかっただけで稽古場の壁を破壊。
いやーいろいろあったな(遠い目)
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さて最後に、多かった質問を。
「あのヘリは結局何だったのか?」
本編中何度か登場するヘリ。
救助のヘリ?とも思いますが🚁
最後までよく聞いてみると!
最終の暗転の中、
みんなで歌ったsecret baceの裏で聞こえるヘリの音と、
爆撃音。
あのヘリは、
下北沢一帯を一掃しに来た、元自衛隊有志の義勇軍ヘリだったのです。
ビルは空襲を受け、
生きている人間もろとも破壊されてしまった。
というラストだったのでした。
海、行こう。
生きてたらさ、何しよう。
こいつらと海行くんだ。
あなたならこの世界で、
どうやって生きますか?
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最後に、
この作品で関わってくださった全ての方へ、
たくさんの感謝を込めて。
ありがとうございました。
さわぐち🌻